Laravelエキスパート養成読本
先日書いたとおり日本初のLaravel本を献本して頂きました。 (日本初のLaravel本が出ます! - ぽんこつエンジニアのブログ) この土日でひと通り読んだ感想を書いていきたいと思います。
一番最初にざっと目を通した時は、ちょっと物足りないかもしれないなというのが感想でした。 去年から仕事で4.1を導入してからずっとやってきて、Laravel5もリリース前からLaracast見たりしていたのでどんな機能があるのかは大体把握していたし今年から新しいプロジェクトをLaravel5で開発し始めているので新しい発見はそこまでないだろうなと思ったのです。
でもじっくり読んでみて感想が変わった部分が色々と出てきました。
「Chapter1〜Laravelを始めよう」
この章では、Laravelがもっと好きになりました。
自分はLaravelをどう書くかは知っていたのですが、どういう歴史があるのかは全然知らなかったんだな、と。
Laravelがどういう思いで開発され、それぞれのバージョンで何を解決したかったのか、どんな人達・コミュニティに支えられて来たのかなどを知るにつれてなんだかさらに愛着が出てきたという感じ。
「Chapter2〜MVCモデルが基礎からわかる」、「Chapter3〜IoCコンテナ、ファサード、サービスプロバイダ、Eloquent」
ここでは初めてLaravel触る人たちにはこうやって教えればよかったんだなという発見ができました。 去年導入した時はホントに誰も触ったことがない状態で、「Laravelをどう使うべきなの?」かとか「IoCコンテナって何やねん」とかの質問への回答には四苦八苦しました。 あの時この本さえあれば、何か聞かれても無言でこの本を差し出せば済んだに違いない。そういう意味ではもう1年発売が早かったら最高でした(笑 まぁ今年も今のサービスに関わるエンジニアは増えていくと思うので、まず最初にこの本を渡してあげようと思います。
「Chapter4〜Laravel5の新機能を紹介」
個人的に一番楽しみにしていた章です。 Commnadバスとジョブキューやミドルウェア、フォームリクエストなどドキュメントを読んでなんとなく分かってたつもりの新機能を、実際どう使うかイメージ出来て凄く良かった! Elixerやphpspecもあとで使ってみようと思います。(ビヘイビア駆動開発。。。勉強します。。。 あと、地味に嬉しかったのはLaravel4からの移行方法です。新しいプロジェクトでLaravel5を使い始めて4ではこう書いてたけど5ではどうしたらいいんだ?って思っていた事が大分整理できました。
「Chapter5〜実践!RestAPIアプリケーション」
これがまた個人的にタイムリー!今まで会社では結構普通のWebサイトばかりやってきたんですが、これからSPAやアプリもやっていくことになりそうなので、どのように設計・実装していけばいいかなんとなく分かってありがたかったです。 あるのは知ってたけど使わなかったPUTやDELETEとかも扱うようになるんだなぁ。未経験の領域だったので新しい発見が多い章でした。
最後に
ということで、最初の感想からは程遠くとても充実した内容で気づきも多い本でした。 これからLaravelを始める人には絶対おすすめだし、自分みたいにひと通りやってみたけどもう一歩Laravelの世界に踏み込んで行きたい・理解を深めたいという人にも是非読んでほしい1冊です!
献本頂いた川瀬さん、本当にありがとうございました。